
電動昇降デスクを調べると、最後はほぼFLEXISPOTの機種選びに行き着きます。主力はEF1(30,800円)・E7(63,800円)・E7 Pro(64,303円)の3つ。価格差の中身は「昇降範囲・耐荷重・フレーム構造」の3点に集約されるので、そこだけ比べれば答えは出ます。
3機種の立ち位置を先に整理する
「入門のEF1」「本命のE7」「フレーム違いのE7 Pro」。役割がはっきり分かれています。
EF1は電動昇降のエントリー機で、「電動で高さが変わる」という核の機能だけをまず手に入れるためのモデルです。E7はFLEXISPOTの看板機で、昇降範囲・耐荷重・静音性が一段上がります。E7 Proは性能面ではE7とほぼ同格で、脚のフレームが「コの字型」になっているのが最大の違い。椅子や足元の自由度を優先する人向けの派生形です。
つまり実際の分岐は「EF1かE7か」の縦の選択と、「E7かE7 Proか」の横の選択の2段階です。電動昇降デスクそのものが必要かどうかから迷っている人は、先に電動昇降デスクの選び方を読んでください。
スペック比較表 — 差は3ヶ所だけ
天板サイズや操作パネルの差は些細です。見るべきは昇降範囲・耐荷重・フレームの3点。
| EF1 | E7 | E7 Pro | |
|---|---|---|---|
| 参考価格 | 30,800円 | 63,800円 | 64,303円 |
| 昇降範囲 | 71〜121cm | 58〜123cm | 60〜125cm |
| 耐荷重 | 50kg | 125kg | 100kg |
| フレーム | T字(後方支柱) | T字(がっしり) | コの字(前面すっきり) |
価格は楽天の参考価格(変動します)。天板の組み合わせで総額は変わります。
いちばん効く差は昇降範囲の「下限」です。EF1の下限71cmは身長170cm前後までの座り姿勢が基準。小柄な人が「座って使う高さ」まで下げたいなら、下限58cmのE7が正解になります。
EF1で十分な人
「電動昇降を試したい」「載せるのはモニター1〜2枚とPC」なら、EF1で困りません。
表示価格は楽天の参考価格です。Amazonでの価格・在庫は遷移先でご確認ください。
載せる荷物が普通のデスクワーク構成(モニター2枚・ノートPC・周辺機器で20kg前後)なら、耐荷重50kgは実用上の壁になりません。身長がおおむね170cm以上で、座り高さが71cmより下に必要ない人なら、EF1は「3万円で電動昇降が手に入る」素直な選択です。
自分の適正な机の高さが分からない人は、身長別の高さ早見表で先に確認してください。必要な下限が71cmを下回るなら、この時点でEF1は候補から外れます。
E7に上げる価値がある人
差額3万円の中身は「下限58cm・耐荷重125kg・剛性」。当てはまる人には安い買い物です。
表示価格は楽天の参考価格です。Amazonでの価格・在庫は遷移先でご確認ください。
E7に上げる価値があるのは、次のどれかに当てはまる人です。
- 身長が低め、または家族で共用する: 下限58cmまで下がるので、小柄な人や子どもにも高さを合わせられます
- 重い機材を載せる: デスクトップPC・モニターアーム・スピーカーまで積むなら、耐荷重と剛性の余裕が効きます
- 10年使うつもりで買う: 昇降デスクは頻繁に買い替える家具ではありません。長期前提なら基幹部分にお金を掛ける方が合理的です
逆に、この3つのどれにも当てはまらないのにE7を選ぶのは「スペックの保険」にお金を払っている状態です。その3万円は椅子やモニターに回す方が体感は上がります。
E7 Proを選ぶ理由がある人
性能はE7とほぼ同格。選ぶ理由は「足元と見た目」に尽きます。
表示価格は楽天の参考価格です。Amazonでの価格・在庫は遷移先でご確認ください。
E7 Proのコの字型フレームは、天板の前側に支柱の梁が来ない構造です。効果は2つで、チェアのアームレストや足が梁に当たらないこと、そして正面から見たときに脚が視界に入らずすっきり見えること。在宅の作業風景を配信・撮影する人や、デスク下に収納やチェストを入れたい人には実利があります。
一方で耐荷重はE7より下がります(それでも100kgで実用十分)。「どちらでもいい」と感じるなら、価格がほぼ同じ時点の在庫・セール状況で決めて構いません。この2機種の差で後悔することは、まずありません。
買う前に確認する3つのこと
機種選びより失敗が多いのが、天板・搬入・買う時期の3つです。
① 天板との組み合わせ。FLEXISPOTはフレーム単体でも天板セットでも買えます。セットの天板サイズ(幅120か140か)で総額が変わるので、比較は「同じ天板サイズ」で揃えて行ってください。幅で迷う人は幅120cmと140cmの比較も参考になります。
② 搬入と組み立て。電動昇降デスクは総重量が数十kg級で、玄関から設置場所までの動線と、組み立てを行う床のスペースが必要です。集合住宅の人は特に、部屋まで運べるかを先に確認してください。
③ 買う時期。FLEXISPOTはセール常連ブランドで、楽天のセール期に価格が動きます。急ぎでなければ安く買える時期のカレンダーを見てから買うと、差額で周辺機器が1つ買えることがあります。
よくある質問
EF1とE7で迷っています。決め手を1つに絞るなら?
昇降範囲の下限です。椅子に深く座って肘90度の高さを測り、必要な天板高が71cmを下回るならE7、収まるならEF1で問題ありません。
身長の目安では、170cm未満の人や家族共用の場合はE7側が安全です。
E7とE7 Proはどちらが上位機ですか?
上下関係ではなく並列の関係です。剛性・耐荷重はE7が上、足元の自由度と前面の見た目はE7 Proが上。価格はほぼ同じです。
チェアのアームレストが干渉しやすい人、デスク下に収納を入れたい人はE7 Pro、それ以外はE7で選ぶのが分かりやすい基準です。
フレームだけ買って天板を自作してもいいですか?
可能です。FLEXISPOTはフレーム単体販売があり、ホームセンターや家具店の天板を組み合わせる使い方は定番です。
注意点は天板の厚みと重さです。取り付けネジが効く厚み(2cm以上が目安)を確保し、耐荷重の範囲に収めてください。
ここで紹介した構成は、ビルダーでそのまま組み替えられます。
合計金額を見ながら、自分の予算に合わせて調整してください。
KEEP READING
続けて読むなら
実際に在宅で仕事をしながらデスクを組み替えてきた立場から、「どういう人には必要で、どういう人には要らないか」を基準に書いています。価格・仕様は執筆時点のものです。
運営者情報・編集ポリシー →