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モニター台は効果があるのか — いらない人・効く人の分かれ目

公開: 2026年8月10日|DESK LAB 編集部
モニター台は効果があるのか — いらない人・効く人の分かれ目
設置イメージ(AI生成・実商品の写真を元に作成)

モニター台は数千円で買えて設置も一瞬。だから「とりあえず」で買われがちですが、効く人といらない人がはっきり分かれる道具です。分かれ目は「今の目線が何cm足りないか」。この記事は、モニター台の効果の正体、いらない人の条件、アームとの選び分け、そして定番機の選び方まで整理します。

モニター台の効果は「目線」と「収納」の2つだけ

「作業がはかどる」「肩こりが治る」——曖昧な宣伝文句を2つに分解します。

モニター台がやってくれることは、突き詰めると2つしかありません。①画面を数cm持ち上げて目線を上げること②台の下に収納スペースを作ることです。

①の目線は、体への効果に直結します。モニターの上端が目の高さより大きく下にあると、頭が前に倒れ、首の後ろと肩で頭の重さを支え続けることになります。画面を適正な高さへ上げると、頭が背骨の真上に戻り、首・肩の負担が減る——モニター台の「効果」と呼ばれているものの実体はこれです。

②の収納は地味ですが、毎日効きます。台の下はキーボードがちょうど収まる高さなので、書き物をするときにキーボードを押し込めば、目の前に一気に作業スペースが生まれます。ノートや書類をよく広げる人ほど、この使い方の頻度が上がります。

効く人 — 目線が3〜10cm足りない人

先に自分の「不足量」を測ってください。話はそれからです。

椅子に深く座って正面を向き、目の高さとモニター上端の位置を比べます。基準は「モニター上端が目の高さと同じ〜やや下」。ここから大きく外れている場合だけ、道具の出番です。

測ってみて不足が3〜10cmの範囲に収まる人が、モニター台がいちばん効く層です。多いのは、23〜27インチのモニターを付属スタンドの最低位置のまま使っているケース。付属スタンドは低めに設計されていることが多く、座面と机の高さが合っている人でも数cm足りないことがよくあります。

POINT

不足量の測り方は簡単です。今のモニター上端に指を置き、そのまま視線の高さまで何cmあるかをメジャーで測るだけ。この数字が「買うべき台の高さ」です。

ノートPCを外部モニターに繋がず単体で使っている人は、不足量が15cm以上になることが多く、モニター台では足りません。その場合はノートPCの外付け化ステップで書いたとおり、スタンド+外付けキーボードの構成が先です。

いらない人 — 高さが合っている人・10cm以上上げたい人

「みんな敷いてるから」で買うと、ただの板が届きます。

次のどれかに当てはまる人は、モニター台を買っても効果を感じられない可能性が高いです。

特に②③に心当たりがある人は、次の章のアーム比較を先に読んでください。

モニターアームとの選び分け

価格差は約3倍。でも「高い方が上位互換」ではありません。

目線を上げる道具としては、モニター台(数千円)とモニターアーム(1〜2万円)が並びます。選び分けの軸は「動かしたいか、固定でいいか」です。

アームは高さ・前後・向きを自由に動かせて、スタンドの設置面積もゼロになります。一方で、取り付けにはVESA対応の確認と天板の条件チェックが必要で、設置のハードルは一段上がります。詳しくはモニターアームを付けるべき人・不要な人にまとめています。

対してモニター台は、置くだけ・工具不要・失敗しようがないのが最大の強みです。「数cm上げたい、位置は毎日同じでいい」という用途なら、アームは過剰投資で、台で十分です。逆に言えば、台で足りる人がアームに行く理由は見た目のスッキリさ以外にありません。

定番はサンワサプライのスチール台

この用途に「高級機」は不要。壊れる部品がない道具は、定番を選べば終わりです。

サンワサプライ モニター台 EZ1-MR166 置くだけで目線+約12cm — 引き出し付きの定番 サンワサプライ モニター台 EZ1-MR166 5,980円参考価格・変動します(楽天) 楽天で見る[PR] Amazonで見る

表示価格は楽天の参考価格です。Amazonでの価格・在庫は遷移先でご確認ください。

サンワサプライのEZ1-MR166は、幅54cmのスチール製モニター台です。モニターと小物を合わせて載せても余裕のある耐荷重で、天面はスチールなのでたわみません。手前に浅い引き出しが付いており、文房具やケーブル類の定位置になります。

モニター台は可動部がなく、壊れる要素がほぼありません。つまり一度買えば買い替えの発生しない買い物です。数百円の差で無名品を選ぶより、寸法と作りが確かな定番を1回で買うほうが合理的です。

買う前に測る3つの寸法

失敗パターンは「高さ不足」より「幅と奥行の見落とし」です。

買う前にメジャーで測るのは3箇所です。

POINT

キーボードを台の下に収納したい人は「台の下の空間の高さ」も確認を。パームレスト付きキーボードや厚めのメカニカルは、低い台の下に入らないことがあります。

よくある質問

モニター台で肩こりは治りますか?

「治る」とは言えません。ただ、画面が低くて頭が前に倒れている人なら、目線を適正にすることで首・肩への負担の原因を1つ減らせます。

肩こりの原因は椅子の高さ・座り方・休憩頻度など複合的です。台だけで解決を図らず、デスク全体の見直しはセットで考えてください。すでに痛みが強い場合は受診が先です。

本を積んで代用してはだめですか?

高さの効果だけなら本でも同じです。まず本や箱で目当ての高さを作って数日試し、効果を実感してから台を買う——という順番はむしろおすすめです。

ただし常用には向きません。紙は荷重で沈み、滑りやすく、地震時の安定性もありません。「試作は本、常用は台」と分けるのが安全です。

デュアルモニターでも使えますか?

幅54cm級の台1台に2枚は載りません。2枚とも上げたい場合は台を2つ並べるか、最初からデュアル対応のアームを検討してください。

メイン1枚だけ上げてサブは低いまま、という段差構成は視線移動が増えるので、2枚を同じ高さに揃えるのが基本です。

ここで紹介した構成は、ビルダーでそのまま組み替えられます。
合計金額を見ながら、自分の予算に合わせて調整してください。

この構成を自分用に組み替える → ビルダーへ

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祐川 良太 DESK LAB 運営/北海道札幌市

実際に在宅で仕事をしながらデスクを組み替えてきた立場から、「どういう人には必要で、どういう人には要らないか」を基準に書いています。価格・仕様は執筆時点のものです。

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