
夜の作業で目が疲れる原因のひとつは、画面の明るさではなく「明るい画面」と「暗い手元・周囲」のコントラストです。目は明るさの違う場所を行き来するたびに調整を強いられます。モニターライトはこの明暗差を減らすための道具です。
なぜ普通のデスクライトではだめなのか
普通のライトは「まぶしさ」と「画面への映り込み」を招きます。モニター専用はこの2つを避けます。
普通のデスクライトを机に置くと、2つの問題が起きます。光源が視界に入ってまぶしいこと、そして光が画面に反射して映り込むことです。
モニターライトはモニターの上に掛けて、手元だけを照らし、画面側には光を出さない配光に設計されています。視界に光源が入らず、映り込みも起きない——この2点が「モニター専用」である理由です。
加えて、スタンド式ライトと違って天板を専有しません。奥行の狭いデスクほど、この省スペース性の恩恵は大きくなります。
モニターライトが効く理由は「明るい画面と暗い手元」の明暗差の解消。部屋の照明は消さず、手元を足して画面の輝度を下げるのが基本形です。
定番: BenQ ScreenBar
表示価格は楽天の参考価格です。Amazonでの価格・在庫は遷移先でご確認ください。
カテゴリを定着させた定番。自動調光で「点けたら忘れられる」のが強みです。
モニターライトというカテゴリを定着させた定番がBenQ ScreenBar(15,900円)です。掛け式の完成度が高く、周囲の明るさに合わせて自動調光する機能を備えています。
毎回明るさを調整する手間がなく、「点けたら忘れられる」のが定番たるゆえんです。
まず試すなら: Quntis
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まず試すならこれ。ScreenBarの3分の1近い価格で、中核の役割は果たせます。
Quntisのモニターライトバー(5,680円)は、52cm幅で5,680円という価格が最大の武器です。ScreenBarの3分の1近い価格で「手元を照らして明暗差を減らす」中核の役割は果たせます。
モニターライトが自分の環境に合うかをまず試したい人は、ここから入るのが合理的です。使ってみて手放せなくなったら、次の買い替えでScreenBarを指名買いすればいい。
ライト以外もセットで見直すと効果が上がる
ライト単体より、「部屋の照明・画面輝度・視距離」を一緒に整えると効果が伸びます。
- 部屋の照明を消さない: 真っ暗な部屋+モニターだけ、が最も目に厳しい環境です。部屋全体をある程度明るく保った上で、手元をライトで補うのが基本形です
- 画面の輝度を下げる: 手元が明るくなると、画面の輝度は下げられます。明暗差はさらに縮まります
- 視距離と高さ: モニターが近すぎる・高すぎる場合はモニターアームでの位置調整も効きます
紙の資料が多い人はアーム式デスクライトも
紙の書き物が多い人は、照らす範囲を動かせるアーム式を併用する手もあります。
手元で紙の資料や書き物を扱う時間が長い人は、照らす範囲を自由に動かせるアーム式も選択肢です。山田照明のZライト Z-108N(7,860円)は事務用アームライトの定番で、モニターライトと役割を分けて併用する使い方もあります。
購入前の確認2点
確認するのは「モニター上部の形状」と「ウェブカメラとの同居」の2点です。
- モニター上部の形状: 掛け式はモニター背面上部に引っかける構造です。極端に薄いモニターや背面が大きく傾斜した機種、曲面モニターでは安定しない場合があるため、対応する厚みや形状の条件を商品ページで確認してください
- ウェブカメラとの同居: モニター上部にウェブカメラを置いている場合は、ライトと設置場所が競合します。カメラをどこに逃がすかを先に決めておくとスムーズです。ライトの上にカメラを載せられる設計の製品もあります
モニターライトは数千円から試せて、夜の作業時間が長い人ほど効果を感じやすい機材です。「夜、作業の後半になると目の奥が重い」という自覚があるなら、優先度を上げて検討する価値があります。
デスク環境の投資の中では価格対効果が読みやすい部類なので、チェアやモニターのような大物の前に、まずここから手を付けるのも合理的な順番です。目の疲れは自覚しにくいまま蓄積するので、「まだ大丈夫」なうちに環境側で先回りしておくのが賢い付き合い方です。
設置してから調整する2つのつまみ
モニターライトは「付けたら終わり」ではなく、明るさと色温度を合わせて初めて効きます。
明るさは、画面と同じくらいに。手元だけ極端に明るいと、今度は画面が暗く見えて目が行き来します。基準はキーボードの上に手を置いたとき、画面と手元の明るさが同じくらいに感じるところ。自動調光の機種なら、まずオートで様子を見てから微調整すれば十分です。
色温度は、時間帯で変える。昼間は白めの光(5000K前後)が資料を読むのに向いています。夜は電球色寄り(3000K前後)に落とすと、部屋の照明と喧嘩せず、寝る前の刺激も減ります。切り替えが面倒だと使わなくなるので、ダイヤルやリモコンで一発で変えられる機種のほうが結局続きます。
もう一点、設置位置も見直す価値があります。ライトがモニターの手前に出すぎていると、光が画面の上端にかかって白っぽく見えることがあります。数cm奥に下げるだけで解消するので、届いた日に一度確認してみてください。
よくある質問
モニターライトは、どのモニターにも取り付けられますか?
多くはベゼル上部に引っ掛ける構造なので、平らな上枠があれば大半のモニターに載ります。注意が必要なのは、上枠が極端に薄いモデル、大きく湾曲した曲面モデル、背面が丸く傾斜しているモデルです。
製品ページに対応するベゼル厚が書かれているので、自分のモニターの上枠を測ってから確認してください。
デスクライトを買い直すのと、どちらが良いですか?
デスクの上に物を置きたくないならモニターライト、紙の資料を広げて書く時間が長いならアーム式デスクライトです。
モニターライトは光が手前に届く範囲が限られるため、机の端で書き物をすると影になります。逆にデスクライトは土台か固定具のぶんだけ机の面積を使います。作業内容で選ぶのが失敗しない基準です。
USB給電なので、常に挿しっぱなしで大丈夫ですか?
問題ありません。消費電力は小さく、モニターやPCのUSBポートから取る前提の製品です。
ただしPC本体のポートから取ると、PCの電源が落ちたときにライトも消えます。PCを切っても手元を照らしたいなら、USB電源アダプターか電源タップのUSBポートから取るほうが使いやすくなります。
ここで紹介した構成は、ビルダーでそのまま組み替えられます。
合計金額を見ながら、自分の予算に合わせて調整してください。
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実際に在宅で仕事をしながらデスクを組み替えてきた立場から、「どういう人には必要で、どういう人には要らないか」を基準に書いています。価格・仕様は執筆時点のものです。
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